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2018 年度 研究成果報告書

「あかり」赤外線観測で探る惑星と生命の物質の起源

研究課題

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研究課題/領域番号 26707008
研究種目

若手研究(A)

配分区分一部基金
研究分野 天文学
研究機関名古屋大学

研究代表者

石原 大助  名古屋大学, 理学研究科, 特任講師 (30507835)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード赤外線天文学 / 惑星系形成 / 星間物質 / 「あかり」衛星 / データ解析
研究成果の概要

惑星系形成途中の円盤の中で、宇宙空間起源の物質は変性・進化し、岩石惑星や生命の起源となる。本研究では、主に赤外線天文衛星「あかり」の中間赤外線全天観測データを活用し、宇宙空間における有機物・珪酸塩の化学進化・変性プロセス、惑星系形成過程におけるこれらの物理状態、完成した惑星系である太陽系における固体微粒子雲の性質を解析し、星間物質から惑星系に至る過程での、物質進化の包括的理解に取り組んだ。

自由記述の分野

光赤外線天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

(1) 本研究は、生命の起源物質である有機物と岩石惑星の構成要素である珪酸塩に着目し、宇宙空間・惑星形成過程における物質進化の流れを追うことで、生命の起源に迫るものである。(2) 赤外線による固体物質の観測からは、天体の現在と過去の物理状態を探ることができ、惑星形成シナリオの理論研究に対しても相補的な情報をもたらした。(3) 天体現象の解析に於いては、これまでは電波・可視光・X線による気体の物理状態の観測が主な手段であったが、本研究では、赤外線観測により固体物質の現在・過去の物理状態を調べ、従来の気体の観測とは相補的な情報を得る方法を確立した。

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公開日: 2020-03-30  

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