研究成果の概要 |
3年分の健康調査と3万種の食品購入情報を食品群として抽出し、発疹と掛け合わせた花粉症の有無別データを作成した。分析対象者は8,107名、延べ総数は635,486名・日となった。食品群はアレルギー表示の必要な16種とし、分析は相関係数、時系列分析、反復測定の二項ロジスティック回帰分析(一般化推定方程式 GEE)を実施した。結果、分析方法によって異なる食品が抽出された。GEEの解析結果で夏季の花粉症なしで関連のある食品がないことから、春季は花粉症に関係なく発疹が起こることが推察された。食品購入データと症状とをつなげたデータを用い、様々な統計手法を用いたアレルギーの原因検索方法を導くことができた。
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