研究課題
若手研究(B)
利根川低地最奥部には,水深が約1~2 mと推定され,3~2 cal kyr BPの海水準上昇に伴って形成されたと考えられる湖沼堆積物が分布する.その堆積年代と分布深度は,水深を推定値の最大の2 mと仮定しても,海水準が3.0 cal kyr BPには標高-2.2 mまで低下したことをしめす.この事象は利根川低地最奥部に「弥生の小海退」が存在し,東京低地における河川地形の発達にも影響を与えたことをしめす.
堆積学