オプトジェネティクスは特定の神経細胞の活動や行動を光で制御することが可能な手法であり、近年、標的神経回路の同定することで臨床の治療への応用が進んでいる。しかしながら、現在まで、オプトジェネティクスを用いて重症脊髄損傷後の歩行機能再建に成功した報告はない。我々はオプトジェネティクスと薬剤をいて、完全麻痺後のchannelrhodopsin2-Venusトランスジェニックラットの2足歩行機能再建に成功した。これらの手法は重度の脊髄損傷後の後遺症のある患者の運動機能を改善する新たな手法として期待される。
|