本研究は、保育現場において螺旋的・反復的に展開可能な「内容の系統性」を重視した運動遊びプログラムの開発に資する基礎的知見を得ることを目的とした。跳び箱を用いた運動遊びについて、中核的遊びとその下位運動に該当する5つの遊びの技能習得過程、技能項目間および技能項目と運動能力項目の関連性、中核的遊びの成否に関与する動作要因を検証した。その結果、6つの跳び箱遊びの技能難易度と技能獲得の方向性が明らかになった。 中核的遊びの技能習熟度は、運動能力の評定値と下位運動の技能習熟度によって推定できた。 幼児期における跳び箱遊びの技術的特徴が明らかになった。
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