研究課題
若手研究(B)
弥生時代から古墳時代における青銅器の鋳造技術の解明を目的とし、高坏状土製品を使用した検証実験を行った。検証実験は燃料(炭・薪)、炉壁の高さ・厚さ、送風手段(送風機・皮鞴)、送風管の向き(風向き)と条件を変えて行った。銅(90%)・錫(5%)・鉛(5%)の合金を使用した。その結果、弥生時代の鎔銅技術は据付炉と取瓶を使用した方法から高坏状土製品を坩堝に使用した土器炉へ変化するという出土資料から検討した内容を裏付けることができた。
日本考古学