社会課題の解決を目指すマーケティング研究や実践は1970年代から試みられ、広く普及しなかったが、いくつかの成功事例がある。それらの考察をしたところ、それまで発想になかったような新しい製品・サービスであることが分かった。 サステイナビリティ・マーケティングの一つの可能性は消費者の声に応えたり規制に適応したりすることであるが、もう一つの可能性は、これまで誰も発想しなかった新たな社会課題の解決策を提案することにあり、むしろ消費者や行政との関わりの中で、新しい生活習慣や規制の構築を支援することであると示唆された。
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