Poisson方程式及びStokes方程式に対して,ハイブリッド型不連続ガレルキン(HDG)法の次数低減手法(安定化項において数値トレースの近似空間にL2直交射影を施す手法)の研究を行った.次数低減手法の近似解の収束次数が最善であることは,多角形あるいは多面体分割がchunkiness conditionをみたすという条件下で,数学的に証明することができた.混合型HDG法についても,離散化方程式においてL2直交射影を導入することで,新たに次数低減手法を導出した.数値実験では最善次数を達成できることは確認しているが,誤差解析は今後の課題として残った.
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