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2017 年度 研究成果報告書

熱帯対流圏界層力学場のフィルター効果と振るい分け実例-赤道波による脱水過程-

研究課題

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研究課題/領域番号 26800251
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

鈴木 順子  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 大気海洋相互作用研究分野, 技術研究員 (50512878)

研究協力者 西 憲敬  福岡大学, 理学部, 准教授 (00222183)
橋口 浩之  京都大学, 生存圏研究所, 教授 (90293943)
研究期間 (年度) 2015-03-01 – 2018-03-31
キーワード熱帯対流圏界層 / 赤道波 / 水蒸気
研究成果の概要

対流圏から成層圏へ流入する空気塊や上方伝播する赤道波にとってフィルター機能をもつ、熱帯域の対流圏界層(TTL)に注目して研究をおこなった。
客観解析・衛星観測データ解析から、西半球のTTL近傍のウォーカー循環は赤道ケルビン波のフィルターとなることを確認した。インドネシアで実施した観測データから、赤道ケルビン波が巻雲の生成に適した温度位相を持っていたとき、相対湿度値は巻雲出現を示していたことを確認した。この時、巻雲の直上には赤道ケルビン波による温度逆転層が存在しており、巻雲の雲頂を規定していた。熱帯域上空を頻繁に通過する赤道ケルビン波が巻雲の出現高度を調節する、という本研究の結果は重要である。

自由記述の分野

熱帯気象学

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公開日: 2019-03-29  

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