研究課題
若手研究(B)
第一遷移系列元素を中心金属として有する多核金属錯体による基質の活性化を達成することを目的に研究を行った。籠型配位子やお椀型配位子等の多座配位子に対して金属イオンを作用させることで、目的とするマンガン、鉄、コバルトの多核錯体を合成できた。また得られた錯体やその還元種を用いることで、二酸化炭素やアゾベンゼンの活性化が可能であることを確認した。さらに単核錯体を用いた検討も同時に行い、配位子の骨格変換を伴う基質活性化が進行することを確認した。
錯体化学