性能指標に効いている設計パラメータを定量的に評価することを目指し,NSGA-IIで用いられている混雑距離を用いて得られた非劣解集合の均一性および密度を正しく捉えることができる性能評価指標を開発した.均一性を正しく評価する指標として混雑距離の標準偏差を,密度を正しく評価する指標として混雑距離の平均値を用いることを提案した.収束性,広がり,均一性,密度の特徴をそれぞれ備えた2目的人工非劣解集合を用いて既存の評価指標の評価を行い課題を明らかにするとともに,提案した手法の評価を行い,その有効性を示した.
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