研究課題
若手研究(B)
本研究では、労働アリの示す労働分化カーストを形成する分子メカニズムの解明を目指し、月齢依存的、また個体環境依存的に新たに労働分化カーストを促す実験系の構築を行った。また、月齢、及び環境依存的に労働分化カーストがスイッチすることと相関して変動する遺伝子として、オキシトシンバソプレシンファミリーの神経ペプチドを同定した。今後はその機能解析を目指し、人為的に発現を変化させる実験系の構築を行い、労働分化カーストの成立や維持に関与する分子メカニズムの同定を目指す。
生態行動学