研究成果の概要 |
ゴルジ体・エンドソームに局在する小胞輸送関連分子GGA(1,2,3の3種)およびAP-1複合体の機能についてタンパク質の品質管理という観点からこれらの分子の詳細な機能解析を行った。その結果、哺乳動物細胞においてGGA2やAP-1複合体のノックダウンによりEGFRがリソソームへ輸送され分解される事を見出した。この結果はGGAやAP-1複合体などのアダプター分子が膜蛋白質のポストゴルジ交通網における輸送調節に深く関わっている事を示しており、これらの分子機能の破綻が様々な疾患の原因となりうる事を示唆している。
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