本研究は、細胞免疫療法と、抑制系免疫チェックポイント阻害剤との併用についての基礎的検討を行うことを主目的としている。マウスNK拡大培養率が不十分であったため、マウス脾臓より直接NK細胞を分離し、細胞数が予定より少なくなるため、局所投与とした。加えて、抗PD-1抗体薬についても、局所投与とし、濃度を検討し、10μg/匹を至適濃度とした。これらの条件を元に、併用による検討を行い、抗PD-1抗体薬、NK細胞療法それぞれの単独治療に比べ、併用療法にて抗腫瘍効果が高まる結果であり、今後この結果に対する詳細な検討を予定している。
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