二倍体野生ギクを用いた分子遺伝学基盤の構築と形質遺伝子座のマッピングを行った。自家和合性系統AEV2の自殖を進めることで自殖第7代の純系化系統を作出し、SSRマーカー及びRAD-seq解析により純系化が進行していることが確認された。キクタニギクとリュウノウギクの交雑に由来する戻し交雑集団を用いて連鎖地図構築とQTL解析を行った結果、第7連鎖群上に開花日に関連するQTLが検出された。キク属二倍体野生種を用いてRAD-seq解析により系統解析を行ったところ、キクタニギクとリュウノウギクが区分され、更にキクタニギクは産地ごとに概ね区分された。
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