セロビオース2-エピメラーゼ (CE) は,β1-4二糖の還元末端グルコース残基をマンノース残基に異性化する。本酵素は触媒ドメインおよび触媒部位構造を他の単糖異性化酵素と共有する。本研究では,これら酵素の構造機能相関を解析した。Rhodothermus marinus由来CEの基質結合部位残基への変異により二糖特異性に重要なアミノ酸残基を決定した。また,本酵素に僅かなイソメラーゼ活性を認め,Cardicellulosiruptor saccharolyticus由来酵素との比較からイソメラーゼ活性に重要な構造を見出した。機能未知タンパク質の解析から、新規なマンノース異性化酵素を見出した。
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