研究課題
若手研究(B)
ニワトリ家畜化の起源はセキショクヤケイがタイ周辺で家畜化されたとする「単一起源説」と南・東南アジア一帯の複数の地域で同時多発的に起源を有するとする「多起源説」で議論されている。本研究はニワトリの起源を明らかにする目的でミトコンドリアゲノムを用いセキショクヤケイの分子系統解析を行った。その結果、ハプログループDとFはミャンマー付近、ハプログループEはインド周辺に生息する集団の地域性を示した。以上よりセキショクヤケイの家畜化が少なくともミャンマーとインドの2つの地域で起こった可能性が示唆された。
進化生物学