研究課題
若手研究(B)
敗血症における多臓器不全の原因物質の1つとして、体内に存在するヒストンが注目されております。ヒストンをターゲットとした敗血症性多臓器不全の治療におけるアルギン酸の有用性を評価するために、アルギン酸など天然高分子のヒストン吸着能を調べ、アルギン酸が他の天然高分子よりもヒストンを強く吸着することを明らかにしました。また、血漿中の代表的なタンパク質とアルギン酸の反応性について検討し、アルギン酸が他の血漿中タンパク質に比べ選択的にヒストンを強く吸着することを確認しました。
医歯薬学