本研究の目的「Ape1遺伝子導入による高機能幹細胞導入療法の開発」をしていくために、以下の研究を遂行した。 毛細血管幹細胞(CapSCs)あるいは、心臓幹細胞(CSC)におけるApe1の機能を評価するために、Ape1遺伝子の強制発現するために、Ape1アデノウイルスを導入したり、内因性のApe1遺伝子発現を抑制するために、Ape1特異的SiRNAを導入した。 本実験から、Ape1導入により、酸化ストレスによる細胞障害を低下させ、組織導入後の残存率を高めた。 組織虚血モデル(心筋梗塞後)で、Ape1導入したCSCを導入することにより、CSC導入の心筋保護効果を有意に高めることを明らかにした。
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