国立循環器病研究センター周産期科・婦人科において入院となった抗SSA抗体陽性妊娠症例に対し、患者説明・同意が得られた患者より母体血清・胎児臍帯血を岡山大学循環器内科へ郵送、HERG発現HEK293細胞を血清入りの細胞培養液で共培養後に、パッチクランプ法(Voltage clamp)を用い、KCNH2(HERG)チャネル機能を解析、チャネル機能の評価を行った。解析対象症例数は6例。現時点では母体血清、胎児臍帯血ともに、有意なチャネル機能の修飾因子の存在を示唆するデータは得られていない。今後、HERG結合蛋白を抽出・解析し、再度パッチクランプにてチャネル機能変化について再評価を行う予定である。
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