高IgE症候群モデルマウス(STAT3-DNマウス)を用いて、STAT3-DNマウスに野生型マウスの骨髄細胞を移植することで、STAT3-DNの高IgE血症が改善するかどうかを検討し、本症候群に対する骨髄移植の有用性を評価した。 STAT3-DNマウスに正常骨髄細胞を移植すると移植8週間後には血清IgE値が正常化することが明らかとなった。逆に、野生型マウスにSTAT3-DNマウスの骨髄細胞を移植すると高IgE血症を発症することが分かり、STAT3-DNの血球系細胞のみの発現で高IgE症候群と同様の高IgE血症を呈する可能性が示唆された。
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