研究成果の概要 |
乾癬の病態については多くの知見が得られているが、皮膚局所における制御性T細胞とTh17細胞の局在、それらの細胞間の作用機序についてはまだ解明されていないことが多い。そこで本研究では乾癬患者の病変部におけるTregとTh17細胞の局在、また末梢血でのIL-17の割合がどのように皮膚症状に関わるかを調べた。局所皮膚については、凍結標本をCD4,Foxp3,IL-17で染色し、蛍光顕微鏡にてその局在、数を調べた。また患者血清の各種サイトカイン濃度を測定し、乾癬の重症度のPASIに関わる因子を公式化した。PASI score=0.31×IL-17+1.62×TNF-α+11.4 (p=0.028).
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