今回、我々は、核医学検査である「脳血流SPECT」、「MIBGシンチ」、「DAT-SPECT」の3つのモダリティを組み合わせることにより診断感度があがるか否かを調査した。対象は、probable DLBの34例。MIBGシンチとDAT-SPECTはどちらも79%という高い診断感度を有していたが、脳血流SPECTにおいては50%に留まった。また、サブ解析から、RBDを伴うDLB患者の各モダリティの陽性率は、脳血流SPECTが58.6%、MIBGシンチが100%、DAT-SPECTが96.6%であり、RBDを伴うDLBの診断には、MIBGシンチ、ほぼ同程度にDAT-SPECTの有用性が示唆された。
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