研究課題/領域番号 |
26860967
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 一般財団法人脳神経疾患研究所 (2015) 弘前大学 (2014) |
研究代表者 |
廣瀬 勝己 一般財団法人脳神経疾患研究所, その他部局等, その他 (60623767)
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研究協力者 |
髙井 良尋 一般財団法人 脳神経疾患研究所, 南東北BNCT研究センター, センター長
佐藤 まり子 弘前大学, 大学院医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 癌幹細胞 / CD133 / 低酸素 / 放射線増感 / マイクロカプセル / 定位放射線治療 |
研究成果の概要 |
癌の放射線抵抗性はCD133細胞表面分子を高発現する癌幹細胞というサブグループの存在と深く関わる。本研究では、放射線増感のための戦略として、癌幹細胞標的薬剤輸送系および癌幹細胞特性を元にした増感方法について検討した。まず癌幹細胞標的薬剤輸送システム候補として放射線可溶型マイクロカプセルを精製した。癌幹細胞標的輸送を可能とする表面抗体付加カプセルの精製を試みたが十分な精製条件は見いだせなかった。一方CD133陽性細胞分画は低酸素環境によって有意に増加し、低酸素下におけるX線照射でさらなる誘導を生じた。この照射の誘導効果は1回大線量照射においては抑制され、線量依存性を有することが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
放射線生物学
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