消化器癌患者ならびに正常ドナーより血液を採取し、末梢血単核球を分離し収集中である。また、正常ドナーより採取した末梢血単核球をanti-CD3およびanti-CD28 antibodyを用い刺激し、産生される炎症性サイトカインを測定し、実験系を確立中である。今後患者検体より分離されたB細胞においてCD39、CD73の発現を正常ドナーと比較し、また患者B細胞と正常ドナーB細胞を末梢血単核球と共培養、刺激し産生されるサイトカインを定量化し、患者B細胞が抑制機能を有するかどうかを検討する。 上述の結果、患者B細胞が抑制機能を有するのであれば、抑制性B細胞の同定を可能とする細胞マーカーの探索を行う。
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