ヒト腱板より幹細胞を分離・同定し、この細胞を使用してまず細胞シートを作成した。ラット肩腱板実験モデルを作成し、修復部に5x10^5個の腱板由来細胞から成る細胞シートを移植した。細胞シートを移植後、術後4週、8週でサンプルを採取した。術後4週のサフラニンO染色でシート移植群では赤色に染色されるenthesisの再生を認め、免疫染色でも有意に多くのType II collagenの発現を認めた。Isolectin B4染色でもシート群で腱板修復部周囲組織において有意に多くの微小血管を認め、術後8週の力学的試験においてもシート群で有意に高い引っ張り強度を示した。
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