下垂体前葉から産生されるゴナドトロピン(Luteinizing hormone (LH)とFollicle-stimulating hormone (FSH)) は、主として視床下部から分泌されるゴナドトロピン放出促進因子(GnRH)により制御されている。近年、キスペプチンによるGnRH分泌促進作用が明らかになり、それらに関与するその他の様々な生理活性物質の存在も報告されている。GnRH産生ニューロンのモデル細胞としてGT1-7細胞を用い、キスペプチンあるいは、視床下部に存在しGnRH分泌に関与していると考えられているその他の因子のGnRH産生への直接作用について検討を行った。
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