研究成果の概要 |
本研究では、先行研究で老人性難聴との関連が報告されているSNPsの近傍のSNPsについて日本人サンプルを用いて検討し、同一遺伝子(KCNQ4, NAT2, GRHL2, GRM7, IQGAP2)の関与について検討を行うとともに、遅発性の難聴を引き起こす遺伝性難聴の原因遺伝子のSNPsを解析し、新規の老人性難聴の原因を見出すことを目的に検討を行った。その結果、海外および国内において過去に老人性難聴との相関が報告されていた遺伝子(GRHL2、NAT2、GRM7、IQGAP2、MTHFR 、MTR)に関しては、本研究で対象とした母集団では有意な相関を認めず、replicationが得られなかった。
|