本研究では,高解像度PETを用い,インプラント周囲骨代謝活性をモニタリング,また共振周波数解析によるインプラント安定性ならびに組織切片を用いた組織形態学的評価を用いて,力学的負荷の開始時期による骨代謝活性の上昇のピークがdipの時点を避けるようなタイミングを検索すべく,その基礎的な検討を行った.骨代謝活性は刺激付与のタイミングにより大きく異なることが確認された.共振周波数解析では,骨質の違いによりその値が異なること特に1次モードにてその変化が大きくなることが示唆された.これらの基礎データをさらに検討することにより,dipを避けるように最適な荷重開始時期を決定する方法の可能性が示唆された.
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