ヒト歯根膜細胞に初期化遺伝子を導入してヒトiPS細胞を樹立し、得られたiPS細胞を用いて歯根膜細胞を誘導し、将来的にインプラントに人工歯根膜を付与することを目的とする。 本研究では、ヒト歯根膜から単離した細胞に、京都大学iPS研究所でサブクローニングされたiPS細胞作製用プラスミドをElectroporationによって遺伝子導入してiPS細胞樹立を試みた。遺伝子導入して3週間後、辺縁の明瞭なiPS細胞様コロニーが認められた。これまで、ヒト歯根膜細胞iPS細胞から歯根膜細胞への誘導を目指した条件検討を行った。
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