太陽光パワーを出来るだけレーザー媒質へと効率的に吸収させ,かつ熱負荷を下げるために,光線追跡を用いた太陽光キャビティを設計するための数値計算コードの開発を行った.計算では,一次集光系であるフレネルレンズを含み,一次集光系によって集光された入力光を元に,光線追跡を行う.レーザー媒質への吸収パワーを最大化しつつ,それによる熱負荷を最小化するために,太陽光キャビティの形状についての非線形最適化を行って設計出来るコードの開発を行った.そこから得られた知見を基に,従来のシステムの問題であった過剰な熱負荷を下げるため,従来よりも小型の太陽光励起レーザーシステムを作成した.
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