研究課題
若手研究(B)
本研究は、芸術制作において働く思考、特に制作者の生物学的身体の外で、物体を通して行われる思考の論理を明らかにしようとするものである。心の哲学における「拡張された心」理論、人類学における非/人間的「エージェンシー」概念、人類学における「異種混淆的集合体」概念を背景としつつ、パブロ・ピカソ、ロバート・スミッソンらによる、集団的で異種混淆的な制作プロセスを映像資料などに基づいて詳細に分析し、物体の布置とその展開に働く思考の論理を解明した。
芸術学