封入体筋炎患者9人、炎症性筋炎患者4名に対し、全身筋のアミロイドイメージングとしての11C-PIB-とタウイメージングとしての18F-FDDNP-PET検査を施行し、上肢、体幹、下肢の筋における放射活性を測定した。18F-FDDNP-PET検査は全被験者の全身筋にてユビキタスに放射活性が測定され、各疾患群での差異や部位特異性は認めなかった。11C-PIB-PET検査では、封入体筋炎群で、炎症性筋炎群に比し有意に放射活性が高く、部位ごとの検討では、前腕部、下腿部の筋にて有意に活性が高かった。11C-PIB-PETによる筋のアミロイドイメージングは封入体筋炎診断に有用である可能性がある。
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