星や惑星の普遍的な形成過程を明らかにするためには、形成過程にある若い星の正確な年齢を決め、議論を行うことが重要である。本研究では、高分散分光観測による表面重力測定に基づいた独自の年齢決定法から、若い星の年齢を求め、原始惑星系円盤の進化過程について議論した。その結果、星形成領域によって原始惑星系円盤の寿命は異なり、分子雲が置かれている環境によって円盤の進化も異なる可能性が示唆された。 また、FU Ori型星V960 Monの分光モニター観測も行った。この結果、FU Ori型星の増光時の原始惑星系円盤の温度・重力変化を捉え、FU Ori型の増光時の円盤進化について理解を深めることができた。
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