本研究では温泉地を対象にし、ベネフィット・セグメンテーションにより、温泉客の特性を明らかにすることを試みた。また、旅行動機、総合満足度、再訪意向との関係をセグメントごとに分析した。その結果、温泉客の特性として、全体として「リラックス」を求めること、セグメントは「リラックスを求める温泉客」、「積極的な温泉客」、「恒例行事の温泉客」の3つの存在の可能性が明らかになった。また、満足度や再訪意向に影響を与える動機にもセグメントごとに違いがあり、観光地等にとってリピーター創造のための示唆となり得ると考えられる。
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