産後1か月間はストレスが強いと言われ、母親の孤立や産後うつのリスクがある。本研究は助産師が産後1か月間に育児が行われている生活の場に出向く「アウトリーチ型」ケア(家庭訪問)を縦断的に行い、その効果を検証した。まず調査票による産後家庭訪問のニーズ調査を行い産後の母親のニーズを明確化した。母親のニーズ調査結果を基に同一助産師が妊娠後期に1回の面接、産後1か月間に2回の産後家庭訪問を行った。産後早期に同一助産師が産後家庭訪問を2回行うことは産後早期のケアとして母親にとって効果的であることが示唆された。
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