nmサイズの空孔を有する多孔質の二酸化ケイ素(SiO2)やnmサイズのセラミック粒子を混合したフッ素樹脂(CYTOP)を用いて,従来品より保持電荷密度が高いエレクトレットを作製することに成功した.また,それらのエレクトレットを用いることにより,小型振動発電デバイスの発電効率を向上させることにも成功した. さらに,エレクトレット表面に微細な凹凸形状を付与することで,エレクトレットと振動発電デバイス中の可動電極の間に働く「貼り付き力」を低減させることが可能であることを見出した.この凹凸形状を付与したエレクトレットを用いることにより,小型振動発電デバイスの発電効率を更に向上させることにも成功した.
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