研究成果の概要 |
被子植物の生殖細胞発生機構は、性の運命を決定する重要な現象にもかかわらず、遺伝学的、及び、生化学的な知見は極めて乏しい。本研究では、減数分裂前の生殖初期に、特異的に発現する700種以上の生殖non-coding RNAを軸に、植物生殖細胞発生のメカニズム解明を目指す。生殖長鎖non-coding RNAは、21塩基の長さの小分子RNAに切断され、イネの生殖細胞特異的に働くArgonauteタンパク質と結合することを報告した (Komiya et al., 2014, 2017)。さらに、これら生殖長鎖non-coding RNAsの機能とその転写を制御する上流制御因子の同定を試みた。
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