イモゴライトは天然に存在する外径2~2.5nm、内径1nmアルミノケイ酸塩のナノチューブ状アルミノケイ酸塩である。本研究ではSi源としてメチルトリエトキシシランを用いて前駆体を調製した後、チューブ内外表面に存在するSi-OH基をメチル基に置き換えたメチル基修飾イモゴライトを合成しその評価を行った。 前駆体調製時のpHや精製方法、チューブ合成時の加熱温度等の条件を検討したところ、pH5.5で調製した前駆体を用いて、75~100℃の加熱温度で合成した場合、生成物の原子間力顕微鏡観察より棒状の構造物が確認され、メチル基を導入したイモゴライト状ナノチューブ形成の可能性が確認された。
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