研究課題
若手研究(B)
細胞外ATPを介した情報伝達はP2受容体の活性化を介して幅広い生理機能に関与している。様々ながん細胞においてもATPシグナリング分子の発現が認められ、がん悪性化との関連があると考えられているが、その詳細は不明であった。本研究では、難治がんである膵臓がんを対象に、がん悪性化におけるATPシグナリングの重要性について検討を行い、がん転移にP2受容体サブタイプのひとつであるP2X7受容体などが関与する可能性を見出した。
腫瘍学