本研究では,以下のようなトレードオフのある最適化問題を扱い,解の品質保証を与えることに成功した (1) 動画広告割当問題に対する最適なアルゴリズムの設計を行った. (2) 秘書問題において選好が選択関数で与えられる状況を提案し,最適なアルゴリズムの設計を設計した.(3) 目的関数がpノルムで与えられるような多目的最適化問題について解析を行い,トレードオフの大きさを評価した.(4) ネットワークにおけるコミュニティ分割の質を表す「モジュラリティ」の最大化問題に対し,定数差近似アルゴリズムの開発を行った.
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