本研究ではパルス放電で駆動するプラズマアクチュエータの開発を行った。往来型のプラズマアクチュエータは交流電圧で駆動するものが多かったが、電源をパルスにすることによって、プラズマの特性を様々に変えてこれまでより制御能力の高いプラズマアクチュエータを開発することを狙った。結果として、コード長100 mm, スパン長300 mmのNACA0015翼型に対し、風速15-40 m/sの環境下で気流制御が可能であることを実証した。これまでのプラズマアクチュエータでは風速10 m/s以下での実験が多かったが、パルス型のプラズマアクチュエータではより高速域でも気流制御が可能であることを示した。
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