研究課題
研究活動スタート支援
本研究では水環境中ヒ素の簡易定量に向け、新規ヒ素特異的蛍光プローブの開発と性能評価を目的とし研究を行った。プローブの合成に取り組んだ結果、ボロンジピロメテン母骨格ジクロロ体の合成と、金属リガンドの導入に成功した。しかしながら、続く最終段階での目的物であるプローブの合成には至らなかった。研究の過程において、優れたプローブ母骨格を探索するために水環境中の溶存腐植物質との相互作用を調べた。その結果、特定のプローブ母骨格と溶存フミン酸とが特異的に相互作用することを明らにした。
環境工学