研究課題
研究活動スタート支援
日本列島は生物多様性のホットスポットと呼ばれる地域であり、生物多様性の創出プロセスの解明は極めて重要であると言える。本研究では、希少種を多く含む分類群である水生カメムシ類に焦点を当て、その遺伝的構造を比較することにより日本列島の生物相形成プロセスを追究した。その結果、一般的に考えられているようなユーラシア大陸から日本列島への移動分散の他に、日本列島からユーラシア大陸への移動分散 (Back dispersal) を検出することができた。
分子系統地理学