研究概要 |
1.機器の増設等 : 本研究に使用しているNECシステム100158について、ワーク・ステイション1台の増設、補助記憶装置の増設(64Mバイト→192Mバイト),カートリッジ磁気テープ装置の新設等を行い、昭和60年10月末検収した。 2.ソフト・ウェアーの開発および改良 : 【◯!1】2台のワーク・ステイションから同時にデータ入力作業が出来るようにするソフト・ウェアーの開発、【◯!2】検索結果の出力を、従前のプリンター出力のみから、画面出力も可能なものへの改良、【◯!3】データが出典の卷冊頁のみで表示されているものに、年月日データを追加するための、出典の卷冊頁順にソートしたファイルを作成するソフト・ウェアーの開発などの作業を行い、いずれも昭和61年1月までに検収した。 3.データ入力 : 「中世記録統合索引」システムについては約41000件、「大日本史料索引」システムについては約12000件、「維新史料綱要綱文索引」システムについては約1680件のデータを入力した(昭和61年3月15日現在)。「中世記録統合索引」のうち『満済准后日記』のデータ入力はほぼ完了した。 4.検索および出力のテスト : 「中世記録統合索引」によって、例えば「東大寺」という固有名詞を含むデータを検索したところ、45件を抽出し、所要時間は約23分であった。「大日本史料索引」で「参議」を検索したところ、650件を抽出し、所要時間は約5分であった。 5.中小規模資料処理の研究 : N5200/05および05Mk【II】により、「大日本史料第6編書名索引」(1レコード356バイト、入力データ約2070件)、「オランダ商館長日記オランダ語語句索引」(128バイト、約3370件)などを作成した。
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