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1986 年度 実績報告書

CAD教育用エンジニアリングプログラムベースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 60850029
研究機関北海道大学

研究代表者

沖野 教郎  北海道大学, 工学部, 教授 (30001093)

研究分担者 城間 祥之  北海道大学, 工学部, 助手 (90113571)
斉藤 たつき  北海道大学, 工学部, 助手 (10001265)
嘉数 侑昇  北海道大学, 工学部, 助教授 (60042090)
キーワードCAD教育 / CAD / CAD / CAM / エンジニアリングベース / データベース / モデリング / モデロン
研究概要

本研究は学生のCAD教育に利用するためのエンジニアリングプログラムベースの開発を目的としている、エンジニアリングプログラムベースとは、各種問題向き設計式,特性触折式,形状処理,図形処理等のためのプログラムモジュールを格納し、管理し、検索するシステムを備えるものでエンジニアリングデータベースを包含する。
本年度は3ケ年計画の第2年度で、次の各項目について基礎的研究を行い、所定の成果をあげた。
(1)エンジニアリングプログラムベースを単純なプログラムモジュールベースとせず、モデリングエレメントとしての機能を持たせることとし、これをモデロンと呼び、モデロンベースを作成することとした。
(2)モデロンの仕様を再検討し、モデロンに独立性,汎用性,二元性,全体性,知能性などの機能を持たせた。特に汎用性を与えるための境界因子概念、二元性のためのオブジェクト/オペレーションデュアリズムについて研究し、同時に集合理論に基礎を置く階層化によってモデロンの構造を定義した。
(3)学生のCAD実習教育用に利用することを目的に、軸,軸継手,軸受,歯車,ねじ,伝導装置,クラッチ,ブレーキ等の機械要素モデロンを作成した。これらはウインチの設計製図を課題とする実習において利用することを目的としている。各学生にはウインチ個有のモデロンとして、ドラム,ロープ,フックなどのモデロンをそれぞれ作成させている。
(4)次年度予定の教育実験を試験的に本年度から実施した。第3学年学生に電動ウインチのCADシステムの作成を課題として、約半年間の期間、IBM5550システムを用いて実習させた結果、来年度の本格教育実験のための有用なデータを得た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 沖野教郎: 日本設計製図学会誌. 20-123. 3-4 (1985)

  • [文献書誌] 沖野教郎: 精密工学会春季大会シンポジウム論文集. (1986)

  • [文献書誌] 沖野教郎,嘉数侑昇: 第1回IBMコンピュータアプリケーションシンポジウム論文集. 1-9 (1986)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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