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1985 年度 実績報告書

テレメーターによる酸素摂取量連続測定システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 60880017
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮村 実晴  名古屋大学, 国立大(その他), 教授 (40019576)

キーワード身体運動 / エネルギー代謝 / テレメーター
研究概要

ヒトの身体活動における酸素摂取量を知ることは、運動や作業のエネルギー代謝および強度を明らかにするばかりでなく、体力や健康度の指標として極めて重要視されている。従来、酸素摂取量の測定は、ほとんどダグラスバッグ法が用いられてきた。しかし、この方法では多くの手数と時間を要し、長時間(2〜3時間)あるいは短時間(2〜3秒)の酸素摂取量を求めることはほとんど不可能である。したがって、ダグラスバッグ法では広範囲にわたるスポーツ場面でのエネルギー代謝や運動強度に関する詳細な研究を遂行することができない。本研究では、応答速度が極めて速く、高精度の酸素電極と流量計からなる携帯用酸素摂取量計を改良し、呼気ガス中の酸素濃度と換気量を無線搬送(テレメトリー)し、受信機に組み込まれた計算処理システムにより、操作が簡単で精度の高いテレメターによる酸素摂取量測定システムを開発しようとするものである。
本年度では、携帯用酸素摂取量計、較正ガス、マスフローコントローラー、プリンターなどを購入し、システムの開発に取り組んできた。すなわち、1.各種信号の送信方式と受信後の信号処理の方式を決定し、2.送信側に必要な補助電気回路を設計・製作,3.受信側のインターフェース回路を設計・製作し、4.換気量計および酸素電極そのものの精度を検討した。さらに、有線方式で本システムにより測定した換気量、酸素濃度および酸素摂取量とダグラスバッグ法で測定したそれとを比較し、本システム全体の信頼性についてテストを行ってきた。

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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