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1986 年度 実績報告書

学術用語の解析と標準化方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60890002
研究機関筑波大学

研究代表者

藤原 譲  筑大, 電子・情報工学系, 教授 (40110473)

研究分担者 石塚 英弘  図書館情報大学, 助教授 (50011755)
山本 毅雄  図書館情報大学, 教授 (80011584)
藤原 鎮男  神奈川大学, 知識情報研究所, 所長 (80011401)
大保 信夫  筑波大学, 電子情報工学系, 講師 (20011661)
益田 隆司  筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (80114130)
キーワード学術用語集 / 標準用語 / 多義性 / 多言語シソーラス / CD-ROM
研究概要

多言語シソーラスシステムの開発:データベースの国際的流通にともない使用されている用語が多種類にわたりまた問合せの際にも各種の表現が用いられるようになってきた。データーの記述および問合せにおいて正確さと効率向上のためには、標準化された用語の使用が望ましい。具体的には科学技術用データベースを対象として、主要言語として、日,英,独,仏,露,中,西,蘭8ケ国語を最終目的とした多言語シソーラスシステムの作成を行っている。本年度は特に日-英-独3ケ国語の科学技術用語に対するシソーラスの作成と、8言語シソーラスの試作を行なった。これらのシソーラスはいずれも、CD-ROMディスク上に記録され、パーソナルコンピュータで検索可能となっている。この結果大量辞書情報を容易に利用することが可能となり、多言語にわたるキーワード変換をコンパクトに実現でき、データベースの多言語アクセスを目標とするシステム開発に具体的な有効性を示しえたものと言える。
学術用語の解析:従来入力されていた学術用語集23分野に加え、鉱山冶金と学術用語集には含まれていない重要分野の一つである情報処理の2分野の追加、あよびJIS用語辞典から基本・一般編と電気編の計算機可読化を行い、より詳細な統計的解析を行った。これらの解析の結果、いずれの言語においても分野を限定することにより用語の多義性が著しく減少することが分かったので、シソーラスとしては分野別分類記号を付加したものを作成している。また、専問の分化とともに用語の構成語数が増加し、英語では2語以上のものが1語のものに対し70%で大部分を占めていることが分かった。従ってキーワード変換においては、1語のキーワードより2語以上のキーフレーズを効率よく変換するシステムが重要であるので現在その方向でのシステム開発を行なっている。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Y.Fujiwara;N.Ohbo;T.Itoh;M.Morita;K.Sawai;T.Kawasaki;S.Fujiwara: Proc.43rd FID Conference. 43. (1986)

  • [文献書誌] 伊藤俊男,大保信夫,藤原譲,川崎誠一,沢井啓允,藤原鎮男: 情報学シンポジウム. 31-40 (1986)

  • [文献書誌] 藤原鎮男,藤原譲,後藤智範,岡千穂子,倉田敬子,杉本由利子,真弓育子: 情報学シンポジウム. 41-47 (1986)

  • [文献書誌] 伊藤俊男,霜山友肖,大保信夫,藤原譲: 情報処理学会第33回全国大会. 801-802 (1986)

  • [文献書誌] 藤原譲,伊藤俊男: 情報システム研究会. 25-30 (1986)

  • [文献書誌] 藤原鎮男,藤原譲,中山堯: "科学技術用語辞典(英独和)" 三修社, 1095 (1985)

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公開日: 1988-11-09   更新日: 2016-04-21  

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