研究分担者 |
山田 哲雄 信州大学, 理学部, 教授 (30020647)
野沢 保 島根大学, 理学部, 教授 (10180738)
太田 陽子 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80017714)
土 隆一 靜岡大学, 理学部, 教授 (60021929)
市川 浩一郎 大阪市立大学, 理学部, 教授 (70046738)
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研究概要 |
1.ジュラ紀以前の諸現象に関しては、今年度は昭和61年10月12日-17日に大阪及び山口県において討論を行った。山口県では実際に野外の地質現象を見学しながら議論をした。これらはその時かんたんな報告集にまとめられたが、それを昭和62年4月にさらに詳細にして刊行することになっている。その討論の際は主として西南日本の現象を中心に議論したが、刊行するものには東北日本の現象も含めることになる。また、中国,韓国,タイ,ヴェトナム,ソ連,フランスの学者で、東アジアの先ジュラ紀の地質構造を研究している人々もIGCPの援助をうけてこの討議に参加した。それぞれの地域の研究成果もこの報告集にもられている。 2.ジュラ紀の現象については、昭和60年度日本で行われたIGCP171計画の会議をうけて、昭和62年度に出版の予定で印刷中である。 3.中生代花崗岩については、リソスフィア計画、特定研究(地球内部の物質移動)との関連でも研究がすすんだが、他にはIGCP220計画の東南アジアのSn-W鉱化作用と花崗岩の問題と関連して島根大学を中心に研究が進行している。昭和61年はオーストラリアで会議があり、昭昭和63年には日本で国際的な会議が開かれる予定である。 4.新第三紀の研究に関しては、静岡大学を中心に新第三紀の生物群の変遷ということで、太平洋周辺諸国との共同研究がすすんでいる。昭和61年9月にはIGCP246の会議が開かれ、昭和62年1月には静岡で中国の学者の參加も得て研究集会が開かれた。 5.第四紀の研究に関しては、日本の後氷期、氷期、最終氷期の1/100万の地図と文献集が編集を終り、現在印刷中である。また、IGCP200,206の計画と関連した会議が昭和61年、中国,日本で開催された。
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