研究分担者 |
蟹沢 聰史 東北大学, 教養部, 教授 (70005784)
山田 哲雄 信州大学, 理学部, 教授 (30020647)
太田 陽子 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80017714)
土 隆一 静岡大学, 理学部, 教授 (60021929)
市川 浩一郎 大阪工業大学, 教授 (70046738)
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研究概要 |
1 先カンブリア紀〜三畳紀の諸現象については, IGCP224計画として, 62年8月ソウルで国際集会を開いて, 日本・韓国・中国・タイ・ヴェトナム・ソ連・フランスの研究者が東アジアについて討論し, 韓国で現地討論会をもった. 日本国内では, すこし時代を広げて, ジュラ紀まで含め, 初生造構時期を(1)石炭紀前半以前, (2)石炭紀後半〜ペルム紀, (3)三畳紀〜白亜紀初頭まで, の3期に分けて, 先白亜紀地質構造発達史をまとめあげた. これは, 63年度に別途予算で出版される. 2 白亜紀〜古第三紀の火成作用と鉱床形成は, ソソスフィアー探査計画, 特定研究(地球内部の物質移動)と関連しながら研究が進んだ. IGCP220計画は, 62年10月中国桂林で国際集会が開かれ, 東南アジア全域のSnW花崗岩について討論された. この計画は63年度には日本(松江)で最終国際会議が開催され, 大阪〜松江, 韓国プサン〜ソウルの現地討論会がもたれることになっている. 3 新第三紀の地質学的イベントの研究は, 62年7月カリフォルニア大学で「太平洋地域新第三紀のイベント層序及び古海洋」の国際会議が開かれ, 8月にはソウルでIGCP246の国際会議が開かれた. そして, 日本のグループが中心になって進めている日本海の誕生と拡大に関する討議が行われた. 浮遊性微化石年代尺度だけでなく, 古地磁気, 同位体, 堆積輪廻などいろいろな手法を組み合せて, イベント層序を組みたてている. 63年10月には, 王子国際セミナーとして静岡で集会を予定している. 4 第四紀の研究は, 62年7月カナダで開かれたIGCP200計画の最終集会とINQUA会議に間に合わせて「日本の完新世海水準変化」の研究を総括し, 200万分の1地図とアトラスが印刷され, 展示・配布された.
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